侍:サムライ
父親の私はバックパッカーとして世界50カ国を旅しました。
海外に憧れ、海外の文化に感動し、日本を残念に思うようになっている時期が
ありました。でも海外で色々な人に日本について尋ねられたときに、日本の事を
嬉しそうに、自慢げに話す自分に気がつきました。
「そうだっ!オレは日本人だ!!オレのルーツは素晴らしい日本だ!!」と。
海外に出て、自分のルーツ、自分の親や故郷がみえてきました。
自分の子供には日本という国に男として生まれてくるので
この『侍』という名前をプレゼントしたいなとお腹に宿る前から決めていました。
子供が誕生して命名する際に、両親や友人などから心配の声が上がりました。
周囲の声に正直不安になったりもしました。
そんな時に国語辞典で「さむらい」について調べてみました。
そこには 侍とは大事な人やものを守る仕事の人 と記してありました。
背中を押されるような出会いでした。
今、我が家の侍は6歳になりました。この春から小学生です。
この6年間同じ名前のお子さんにはもちろん出会ったことがありません。
名前を言うと必ずもう一度聞きなおされます。
でも1度会った方は必ず覚えてくださっています。
近所での私の呼称は「サムパパ」で、彼はもちろん「サム」と呼ばれています。
サムは、新聞などで海外で活躍するスポーツ選手を「侍」と称されているのを見て
いつもニコニコして、そのあとスポーツ選手のマネをはじめます。
野球が大好きなサムは将来メジャーに行きたいと早くも口にしております。
リアル侍が本当に海の向こうで活躍してくれることを親も一緒に夢見ています。
もちろん大事な人や大事なものを携えて。
ケチャップ(ふじもとよしのり)