心という名を娘につけました。
音に心と書いて意味の意。メッセージです。音楽の仕事をしているとき、いつもこの言葉を感じています。
音にメッセージが込められるかどうか。
これは至難の技。心という思考が、イメージを導きだし、意識が変わればまた、音も かわる。武士の士と心で志す。
果たして志す音とはいったいなんなのだろうか。
意志とは思考のことであり、不動の心となる。それはあきらめない心。
音をつなぐ、命をつなぐ、音楽の原点であり、生きるということの 原点であり、
それが音のメッセージになる。つながっていく命。人はメッセージ を残すために、命を宿す。
心とは心臓。心の音とは心臓。
命です。
過去から綿々とつながる人から人へつながる心のメッセージが、僕 たちひとりひとりに託されているのかもしれません。
そんな気持ちをこめて、僕からのメッセージです。
心という名を娘につけました。
和太鼓奏者 井上良平